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オルゴールの構造・歴史・種類を図解で解説

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オルゴールを選ぶとき、18弁や72弁の数字だけで判断すると肝心な違いを見落とします。まず押さえたいのは、音をどう鳴らすかという方式で、シリンダー式ディスク式カード式の3つに分かれる点です。

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弁数とは、オルゴールの櫛歯(発音体)が何本あるかを示す数で、18弁なら櫛歯が18本という意味です。修理の現場で同じ曲を聴き比べると、18弁と30弁では和音の入り方や伴奏の厚みが変わることがあり、筆者の経験による所感として、その差が選び方に影響すると感じることがあります。

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修理台の上でムーブメントを開くと、筆者はまずスターホイールの有無を確認します。次に櫛歯へどのように当たって音が立ち上がるかを確かめます。そこから機構の差を起点に辿っていくと、1796年にスイスの時計職人アントワーヌ・ファーヴル(表記ゆれあり)が始めたシリンダー式、19世紀末に登場したドイツ由来のディスク式、

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ディスクオルゴールとは、金属ディスク上の成形された突起がスターホイールを介して櫛歯を弾き、音楽を奏でる方式のオルゴールです。円筒のピンが櫛歯を直接はじくシリンダー式とはここが決定的に異なり、そのぶん曲の交換ができ、響きも力強い方向へ伸びます。

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工房で同じ18弁のムーブメントを木箱とアクリルケースに載せ替えて鳴らすと、弾いている櫛歯は同じなのに、前者は余韻がふくらみ、後者は輪郭が先に立ちます。この差を見ると、オルゴールの音色は「どの櫛歯がどう鳴るか」と「箱がどう響かせるか」の二段階で決まることがよくわかります。

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スイスが機械式音楽の中心地になった理由は、1796年に時計職人アントワーヌ・ファーブルが生んだオルゴールの起源と、時計産業が育てた精密加工の土壌をたどると見えてきます。

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戦後の諏訪で1946年に生まれた三協精機は、1948年末の初出荷500台から量産技術を磨きました。ある調査(リコー経済社会研究所)では1990年に約9,000万台と報告されていますが、別資料では「1億台近く」とする記述もあるため、数値は出典ごとに幅がある点に注意が必要です。